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Osamu Miyazaki Blog
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レースウィーク前週の事前テストでは、メーカー系のチームとは、はるかにテスト時間に差があったから少し遅れを取っていたが、レースウィークまでの一週間のインターバルに、更に速く走るためのイメージトレーニングは出来ていた。
 
 
2009RD.03_AKA10202.jpg金曜日のART合同走行は、朝からの濃霧でタイムスケジュールは大幅に遅れ、走行時間短縮で何とかこの日の合同走行は行なわれた。
 
前日からの雨で、まだ路面の所々が濡れているコンディションだったが、走行中に試しておきたかったセッティングの微調整を行った。
 
このセッティングは考えていた通りに上手く機能して、路面コンディションに注意しながらの走行で、攻めて走った訳じゃ無かったがトップタイムで終了した。
 
先ず出だしはOK-
 
 

土曜日の予選。今回は40分間1回だけの予選だったんだけど、今年からレギュレーションが変更になって、予選が1回の時は、予選&決勝で2SETのタイヤしか使えなくなった。(昨年までは3SET)
 
つまり、現実的に予選では1SETしか使えない・・・
 
先ずは、セッティングの確認や調整をして、最後にNEWタイヤでタイムアタッーク!!
 
ってのは出来なくなったから、この予選の進め方は前日から数パターン考えていた。
 

予選がSTARTしてから暫くはPITに待機して、他のライダーのタイムアップの様子を観察。
 
「う~ん、さすがに予選ともなるとみんななかなか頑張るなぁ~・・・」 予選開始から約15分位の間、観客気分でタイムモニターに熱中していた
 
そろそろみんなのタイムも落ち着いてきたからコースイン
 

本当はコースインしてからタイヤが消耗していない2周目にタイムアタックしたいんだけど、予選落ちもたくさん出るこのST600クラスだけに、万が一にもミスは出来ない。(転倒とか・・)
 
2周目にそこそこのタイムを刻んでからタイムアタックに入ることにした。
 
2周目に1分57秒台。これで何かあっても大丈夫!
 
3周目は前方に数台のペースの上がっていないマシンが見えたからタイヤを減らさないようにスローダウン。
 
前方をクリアにした4周目からアタック開始~!2009RD.03_AKA20461.jpg
 
さっきコースインする時のトップタイムは1分56秒台中盤位だったから、このラップに56秒台に入れて次のラップにもう1ステップタイムアップしようと考えていた。
 

そのまだ余裕を持って走った4周目が終わった。 コントロールラインを通過して、自分のマシンのタイムモニターを見ると1分55秒9。
 
 
IMG_5897.JPG
コースレコードまで0.
1秒差。

まだまだ、タイムアップ出来る要素はたくさんあったし余裕もあった。

55秒台前半辺りまで行けそうだったけど、またクリアラップも取れそうに無かったからタイムアタックは止めて取りあえずPIT IN。
 



飯高くんに、「 コースレコード出せるけど、どうする?もう1回行ってこようか? 」 って聞くと、
 
「 まぁ、もういいんじゃないすかぁ~ 」 と、いつものような会話。(笑)
 
後は更にセッティング変更を試して予選終了
 
ポールポジション獲得。2日目も順調~!!



~ オートポリスのRace Week Ⅱ へ続く ~
 
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最高の出来栄え
宮崎さん、お疲れ様でした。
予選終了までは、最高の出来栄えでしたね。
この後の色々な出来事を考えてしまうと、YやKに頭に来てしまいますが、当事者の宮崎さんのコメントを待っております。
北の大仏 2009/05/27(Wed)08:12:28 編集
余裕でしたね。
おはようございます。

結果を知っていてもドキドキして読んでました。

金曜日から応援にかけつけていましたが、なるほどぉ、まだまだ余裕~でしたね!!

宮崎選手の『コースレコード出せるけど、どうする?もう一回行ってこようか?』

飯高さん『まぁ、もういいんじゃないすかぁ~』

も凄すぎです。
誰もが執着しそうな場面でこんなやりとりが出来るなんて…。 やっぱり2人は凡人とはちょっと違ってますね。

55秒前半出すより、かっこええ~!!


問題のオートポリスRaceWeekⅡめっちゃ楽しみにしてます。

下関のさっさんさん。ちゃんてさん。
宮崎選手のラジオ出演1週間。現地レポート楽しみにしてます。
きのっぴー 2009/05/27(Wed)08:45:27 編集
はやく、はやく!
このレポート、読んでて本当におもしろいですね。そして、メンタル的な強さからくる余裕や、かなり前からのスケジュールの立て方、イメトレ、戦略、実践、さらに一歩先を考えての自重みたいな部分もとても参考になります。
結果だけから考えたら、レコード樹立して名前を刻んどいて欲しかった気持ちもありますが、本来の目的はソコじゃないですもんね。う〜ん、大人だ〜。
と、いうことでお疲れだとは思いますが、続きを楽しみにしています!!
(気になって仕事の合間にチョコチョコ見てます、、、)
となりの? 2009/05/27(Wed)08:56:29 編集
#72MIYAZAKIラジオ出演#3
呼ばれて飛び出て・・・古っ!
御指名に預りましたので3回目放送で~す
昨日に続き世界選手権優勝の感想の話から・・チームのみんなは優勝時大喜びの大興奮なのにMIYAZAKI本人は普段と変わらない表情だったと関係者の話・・しかし本人は大変嬉しかったとの弁。
ワークスチームとプライベートチームの違い・・・ワークスチームのマシンをベンツと例えプライベートチームのマシンは軽自動車 通常軽自動車がベンツに勝てるはずもなくそれを勝つ為には隙間を突いて走行するなどのMIYAZAKIのレースに対する姿勢や考えを話してました。これは素人にはマシンの違いや、MIYAZAKIがいかに凄いか分かりやすい表現でしたよ^^
そしてサポーターについてはチーム(メーカー)を応援してる人が多い中、MIYAZAKIのサポーターさんはMIYAZAKIを応援してくれていて凄く有難いし、力強く思っていると話してました。
こういう内容でしたが文章も下手で伝わりにくいと思いますがご勘弁を・・・
下関のさっさん 2009/05/27(Wed)09:33:41 編集
イケてます
予選まではホントに絶好調だったんですね。コースレコードを余裕で塗り替える自信があるほど余力が残っていたなんて。
でも、飯高さんも思ったんでしょうがそれよりも決勝レースの結果の方が大事ですからね。

ここまで盛り上がったのに、この後なぜに邪魔者が入ってしまうのか・・・。

下関のさっさん(さん?)
ご苦労様でした。かなり深いお話を聞けたようですね。ここまで詳しく宮崎さんからお話を聞けるなんてなかなか無いことと思います。
MIYAZAKIサポのことも出てきたようで嬉しいですね!
だーます 2009/05/27(Wed)21:42:27 編集
さすが、職人2人組み
こんばんは、
MIYAZAKI、飯高様の予選時の会話鳥肌ものです
「もう1回行く?」「いいんじゃないすか~」
信頼の上に、信頼が成り立っていますネ!
もし自分が同じ立場なら、「コースレコード出すぜ!」とPITOUT
1コーナーでフロント握りごけ(涙)、、、
下関のさっさんのラジオリポートにあった
ワークス(ベンツ)、プライベーター(軽自動車)のたとえ
もし自分なら、1コーナーでベンツにノーブレーキで右隅にゴツンとヒット危険行為でピットスルーの10秒ペナルティー(涙)、、、
以上、妄想ライダーでした

P/S
だーます様、きのっぴー様、有難う御座います
多分、明日も下関のさっさんがリポートしてくれるハズ?
だーます様、下関おやじ連合は、こんなことでモメませんヨ!
ちゃんて 2009/05/27(Wed)21:42:46 編集
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全日本ロードレースで活躍し、3シーズンに渡って世界最高峰の舞台を走った経験を持つ。2002年の世界選手権日本GPで優勝を果たし、世界でも屈指の実力を持つことを証明した、プロライダーの中のプロ。
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