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Osamu Miyazaki Blog
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予選までにドライコンディションのセットアップを進めたいトコロだったが、朝の走行直前に雨が降り出して目論見は崩れ去った。

って事で、走行はトラブルシューティングしたマシンの確認だけに済ませて、雨の降り続いていた午後の走行もキャンセル。

今は雨も止んでて、明日は晴れるらしいけど、予選はどうなる事やら…


左手の腫れは何となくマシになってきた気がする。

変な色になってきたけどね。(笑)
 
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開幕戦初日の朝の走行。

ハイサイドを立て直せずに転倒。

打撲だけって診断の割に、左手はかなりパンパンに腫れ上がっている。

不幸中の幸いは、首のダメージが少なかった事かな~‥

午後の走行は、もう一台のマシンで臨んだが…走行して直ぐ今度は原因不明のエンジントラブルで、このセッションも走れずに終わってしまった…

明日は雨の予報だし、このセットアップの出来ていないマシンで明後日の予選にトライするのはかなり厳しいぞ。

なかなか幸先の悪~いSTARTだけど、これ以上悪くなる事も無いでしょ!(笑)
ガンバろ!!
 
土曜日の午前中に行われた予選。

チャタリングが少ないと言うテスト結果から、普段は使わない一番軟らかいリヤタイヤ『T-4』をチョイスした。

走り出してみると、マシンの症状はほとんど変わっていない。

フロントの接地感が掴めず、コーナリングスピードを上げていく事が出来ない。



 

予選中に何度かセッティングを変更してみるが、解決の兆しは見えず‥

何とも情けない予選19位に終わってしまった。


この鈴鹿東コースは、パッシングポイントがほとんど無いから、予選のポジションが後方だと、優勝はおろか上位入賞さえ不可能に近い。

その事は最初から解っていたけど、こんな形で最終戦を終わらせたくないから、最後の悪アガキに再度セッティング大幅変更を日曜日の朝のフリー走行でTRYする事にした。


決勝2時間前のフリー走行を走り始めると、根本的には変わっていないが、ほんの僅かだけだがフィーリングがイイ!

予選から使っているリヤタイヤ『T-4』は、30ラップを超えても、ベストタイムをキープ出来る。



しかし、何とかアベレージを上げるあと一歩が欲しくてPIT INしてセッティングを変更。


直ぐにコースインしてマシンの状態を確かめるが、ほとんど変化は無かった。


それならと、クリッピングポイント手前での旋回力不足と接地感不足をライディングでカバー出来るように試行していた矢先、その問題のポイントでフロントから転倒!

転がりながらも、身体の状態は確かめていたが、最後に強い衝撃!


全く動けなかった‥

息も出来ないし、あまりの痛みに気を失いそうだったけど、気を失うと戻って来れない気がして、気合い入れて踏ん張ったよ‥


激痛と戦いながらも、メディカルセンターから病院に運ばれた頃には、今日のスターティンググリッドに並べない事は認識出来た…


こんな形でシーズンを終えた事は無いし、何より、スタッフみんなに申し訳無い気持ちでイッパイだった。


今回も、飯高くん&マネージャーをはしめ、『 銀色バイク 』 坂井さん、GP-MONOライダーの岩本くん、『 DAYTONA 』 りょーと、みんながMIYAZAKIのRaceの為に遠方から手助けに来てくれていた。


そして、静岡からオグリさん、北海道の 『(株)保険屋さん 』、宮城から 『 CST 』、山口から下関おやじ連合のちゃんて、他にもたくさんの方々が全国から応援に駆けつけてくれた。


損得抜きに力を貸してくれる仲間に対して、Raceも走れないで終わる自分が情けなくて悔しかった。

「皆さん、申し訳ありませんでした。そして、本当にありがとうござました!」


2009シーズンの最終戦が終わった‥
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Osamu Miyazaki
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男性
自己紹介:
全日本ロードレースで活躍し、3シーズンに渡って世界最高峰の舞台を走った経験を持つ。2002年の世界選手権日本GPで優勝を果たし、世界でも屈指の実力を持つことを証明した、プロライダーの中のプロ。
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