Osamu Miyazaki Blog
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最終戦の翌日に 『RIDING SPORT』 の試乗取材があって居残りした。とても天気の良い1日だった。
各チームのマシンがズラリと並んで顔を合わせる。
各メーカー直系マシンと並んでも、我チームのチーフメカニック&マネージャーは・・・
「やっぱり、何度見てもウチのマシンが一番カッコイイーね!!」
「ウチのマシンにはオーラがある!!」・・etc
等と、言いたい放題・・
唯一の旧型マシンなんだけど・・・
まぁ、それだけマシンを大事に愛着を持ってくれて接してくれていたことが良く解る。嬉しい事だね
PITでマシン試乗の時間待ちをしているとヘルメットを被った珍しい訪問者がっ!
このお方は、どこぞのクラスの凄腕チャンピオンの息子さまでした
こんなにチビなのに、MIYAZAKIのマシンや自家用車までしっかり憶えているありさま。きっとこのポーズもしっかりストレートを伏せてるんだろう(笑) こんなカワイイのに、いつかはお父ちゃんのようになるのかぁ???と思うと末恐ろしい・・と言うか、先が思いやられると言うか・・・
愛車#72は、元ヤマハのファクトリーライダーの難波さんがテスターで試乗したんだけど、持主もインプレッションは聞いていな~い。
『 RIDING SPORT 』の発売を楽しみにしとこっ!
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2位でチェッカーを受けた後のクールダウンラップは気分最悪だった。
このRaceは必ず優勝して、飯高くんに「おめでとう~」って言うはずだった。
坂井さんに「おめでとうございます!」って言うつもりだった。
そして、助けてくれたスタッフみんなにも・・
それは、開幕戦直前の突然の契約問題で、路頭に迷ってレース参戦もままならなく、身動きも出来なかった今シーズンに、彼等の助けが無かったらRaceを走る事は出来なかった・・
そんな中で、彼等は不慣れな環境にも関わらず、いつもMIYAZAKIを後押ししてくれた・・
常に100%以上の力を発揮して、全日本のトップが狙える状況を創り上げてくれた・・から・・・
だから優勝して、「ありがとう」の前に「おめでとう」を言いたかった。
勝てなかった事よりも、「おめでとう」の言葉を贈れない自分自身が腹立たしくて仕方の無いクールダウンラップだった。
観客のみんなに手を振りながら、ヘルメットの中では悔しさがいっぱいだった。
観客のみんなに手を振りながら、ヘルメットの中では悔しさがいっぱいだった。
フッ…と客観的に見るとスゴイ事だと思う。
急造チームが、年式落ちのマシンで、事前準備もテストもロクに出来ない中でSTARTして、最後は、常勝チーム 『HARC- PRO』 と、常勝マシン 『CBR600RR』 と、チャンピオンの小西を相手に、五分に戦えるまでになった。
自分が力を出し走れたのは、戦えるマシンにしてくれたスタッフのおかげだ。
途中参戦で、レース毎にスタッフが入れ替わる経験した事の無い綱渡りの様なシーズンだったけど、スタッフも気負いする事なく戦い全日本ランキングも2位にまで上がる事も出来た。
今シーズン、MIYAZAKIのRaceに関わってくれた誰一人欠けてもきっとこの結果は無かっただろう。
こんな事は、オレ達 『TEAM DAYTONA GIVI』 にしか決して出来ない!
2008シーズンは、たくさんの人達の温かさを感じて、最高の人達に支えられて、最高のスタッフに恵まれた、忘れられない「最高~!!!のシーズン」になった。
彼等との付き合いは今後も続いていく。 こんな大変な時に、MIYAZAKIをバックアップしてくれて、代償なく力を貸してくれたスタッフ達。ファンのみなさん、スポンサーのみなさん。そんなみんなの思いがたくさん詰まったマシンでおもいっきり気持ち良く走れた。
彼等との付き合いは今後も続いていく。 こんな大変な時に、MIYAZAKIをバックアップしてくれて、代償なく力を貸してくれたスタッフ達。ファンのみなさん、スポンサーのみなさん。そんなみんなの思いがたくさん詰まったマシンでおもいっきり気持ち良く走れた。
今日になってもまだ悔しさ抜けないから、みんなまた一緒にリベンジしよっ?(笑)
決勝は、フリー走行以上に雨の量が多くて、コースの至る所に厚い水の膜が出来ているコンディションだった。
そんなコンディションの中、4番グリッドから上々のスタートを決めて、第1コーナーへは2番手で進入する
フリー走行時より悪化した路面コンディションに、この大幅にセッティングチェンジしたマシンが果たしてマッチングしてくれるのか・・?
マシンの状態を確かめながら2番手のまま無理をせずにオープニングラップを消化した。
「まぁ、取り敢えず悪くは無さそうだ」
トップの小西には、すでに2秒の差を付けられていたが、まだ焦りは禁物!
2周目に少~しペースを上げてみる。
「マシンの挙動は大丈夫!」
3周目、更にペースを上げながら意識的にマシンをラフにライディング。
「問題無ぁ~い!!」
バクチのようなセッティングチェンジは見事に的中!!!
とは言え、さすがに3秒以上離れている小西にはそう簡単には追いつかない。
少しずつ、少しずつ差を詰めていき、射程距離まで追いついたのは8~9周目辺りだったかなぁ?
ペースを上げて追いついたが、一人旅状態だった小西は取り敢えず無理せず後続が来るまで様子を伺っているのか?
そう思いながら追い付き、後ろに付いて小西のライディングを観察してみると、決してヤツにも余裕があるわけじゃなく限界近くで走っていた。
そう思いながら追い付き、後ろに付いて小西のライディングを観察してみると、決してヤツにも余裕があるわけじゃなく限界近くで走っていた。
数周・・・ こっらが速い区間と、あっちが速い区間がハッキリと分かれているのを確認した。
11周目、先ずはこっちに分のある第1コーナーのブレーキングでパスして前に出てみる。
だが・・直ぐにクロスラインで抜き返される・・・
今シーズンのこれまでの小西のレース展開を見ていて、抜かれた直後に抜き返そうとするスタイルは解っている。
その後も、何とか前に出てレースをコントロールしようとパッシングポイントを探っていたが、グリップの悪いこの岡山国際サーキットの路面と、チャンピオンの小西が相手だけにそう簡単にはいかない。
そうこうしているうちにファイナルラップに突入!
それまでのラップと同じように、自分が有利な第1コーナーから高速S字で差を詰めてピタリと後ろに付く!
この後のストレートへ向けて立ち上がるアトウッドカーブは、どうしても分の悪いポイントで、このレース中も、昨日までのドライコンディションでも 『HONDA CBR600RR』 勢に歯が立たないポイントだった。
しかし、ストレートエンドのヘアピンコーナーのブレーキングは、このアトウッドカーブで離されなければ、確実にパッシング出来ると確信していた。
アトウッドカーブに進入。
やはり、キレイに旋廻していくCBRに遅れを取ったが、立ち上がりでそれまでより僅かにスロットルを大きく開く!
スリップストリームが効いて、何とか射程距離ギリギリでヘアピンコーナーまでたどり着いた。
抜く事が出来るのか出来ないのかほんとにギリギリの距離だったが・・・
「えぇーい!行っちゃえーっ!!」
ブレーキングでインを刺し前に出た!
しかし、次の左コーナーのインを必ず狙ってくるのは解っていたから、そこを押さえ切らなければ・・・
そこからダブルヘアピンコーナーを抜けるまでは、小西の方が僅かに速い。
ラインが交錯しながら、クロスラインで抜き返せると判断し、次のコーナーへ向けて加速態勢に入ったが、ここでリヤタイヤをスライドさせてしまう。
加速が鈍り、目論見は失敗・・
しかし諦めずに、最終コーナーで再び差を詰めてゴールライン目指して加速した。
最終コーナー立ち上がり、小西より速くアクセルを開け差はより縮まった! メインストレートで並ぼうとしたが、0.069秒差の2位で終わってしまった・・・
~次号~『岡山国際クールダウンラップ』~へ続く~
最終コーナー立ち上がり、小西より速くアクセルを開け差はより縮まった! メインストレートで並ぼうとしたが、0.069秒差の2位で終わってしまった・・・
~次号~『岡山国際クールダウンラップ』~へ続く~
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Osamu Miyazaki
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自己紹介:
全日本ロードレースで活躍し、3シーズンに渡って世界最高峰の舞台を走った経験を持つ。2002年の世界選手権日本GPで優勝を果たし、世界でも屈指の実力を持つことを証明した、プロライダーの中のプロ。
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