Osamu Miyazaki Blog
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昨日発売の 『 RIDING SPORT 』 新刊のST600のマシンインプレッション記事を楽しみにしていたが・・
意外とマシンに対するコメントが少なくて、ちょっと拍子抜け~
自分達が仕上げたマシンをテスターの難波さんがどう感じるのか、もっと知りたかったなぁ・・・
R6はクセの強いマシンだから、正直思い通りに仕上げるのはなかなか難しい。
どのサーキットでも早めに妥協点を見出してバランスさせるしかなかった。
熟成されたCBRのバツグンのコーナリング性能と戦うのは大変だった。
記事でも触れていたけど、チャタリングは結構ひどかった!
時間を掛けてセットアップすればもっと良くする方法はあっても、Raceまでの時間を逆算するとそんな事に構っちゃいられない。
「チャタリング有りき!」でセットアップを進めていくと、他のマイナス要素は消していく事が出来る。
そうしたら、後はライディングに集中してチャタリングと戦うしかねぇー!!
他のサーキットでもチャタリングに限らず、なんだかこんな感じのレースウィークを繰り返していたシーズンだったけど、テスト時間やセッティングパーツも豊富にあるわけじゃないから、まぁ最良の方法だったと思う。
それでも他のR6よりは仕上がりはイイと思うよ
また話せる機会があったら難波さんから直接インプレッション聞いてみたいね!
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またその中にクラス分けがあるから延々と表彰は続いていく・・・
知ってはいるけど、改めて色んなRaceがあるなぁ~っと再認識
この一つ一つのRaceが、ちゃんとエンターテイメントとして成り立っていく事を切に願うよ。
表彰式のあとにはパーティーもあって、ライダーだけじゃなくチームやメーカー関係者、メディアの方々もたくさん来場していてあっと言う間に時間が過ぎた。
いつもカッコイイ写真ありがとうございます!!
パーティーが終わってからは、目黒にあるレーシングスーツの 『 SECRETAIRE 』 へ年末挨拶に寄ってきたよ!
永井社長は風邪気味で意気消沈モードだったけど、話を始めれば相変わらずこのオヤジは前向き!(笑)
今後のGP250に代わる600ccレーシングマシンのレギュレーションが発表されてたね~!
Moto2とかって名前で、なるべくコストが掛からないようには考えたみたいだけど・・・
GP250の消滅が決定している今、必要なカテゴリーだと思うよ。
やっぱり、より高いレベルで面白い Race を魅せるのも、ライダーがマシンを理解して成長していくのも生粋のレーシングマシンでなきゃ~ね!マシンの小さな大切な事が分からないゾ!(個人的見解・・)
ただ、今の不景気だっ!て騒いでるご時勢の中でオートバイメーカーがこの開発に着手出来るのかな?って事も気になる・・
それが出来ないと、本当の意味でのこのカテゴリーの発展にはかなりの時間が必要になると思うんだよね。
国内でも数チームがこれに見合ったマシンを造るって話はここ最近耳にするけど、せめて先ずはコストを抑えてもメーカーが造ったお手本にになる基本の出来たマシンがあればなぁ~って思う。
レーシングマシンや市販車の開発をしていたこともあったけど、Raceで走るのと開発は別物だという事・・・。 開発には、感覚的な鋭いアンテナと、自分好みで判断しない見解・固定観念のない冷静な判断が必要になる。
誰でも、そこそこ乗れるまでのマシンに仕上げるには開発基本のシッカリしたマシンを造るのもそう簡単じゃなくて、1999年からTZ250の開発ライダーをやっていく中で随分とマシンを造る発見があったのを憶えている。
TZ250の当時の開発コンセプトは、 「初めてレーシングマシンに乗る国内のノービスライダーから世界グランプリまでをカバーするマシン」 なんだけど、ファクトリーマシンじゃないからコストにも大きな制限がある中でのマシン造りだった。
そんな中で MIYAZAKI の見解に、開発スタッフの方達も信頼と理解をしてくれ、コツコツと開発を重ねて誰もが乗れる基本のシッカリした本当に良いマシンが出来ていた。
残念ながら2003年型で開発はストップしたけど、自分の手でWGPの優勝も出来たし、開発に関わってから全日本選手権や、地方選手権でのTZ250のユーザー層も厚くなったのは確かだったし、開発が止まってからも全日本ではチャンピオンを獲れるマシンに仕上がっていた現在を思うと、造ったマシンは基本に忠実な良いマシンだと思っている。
こうしてこれまでを見てきていても、せっかく新たなカテゴリーがスタートするんだから、各メーカーさん頑張って良いマシンを開発してくれる事を期待して、不景気なんかブッ飛ばして、また明るい興味の湧く話題で盛り上がっていきたいね!!
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Osamu Miyazaki
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男性
自己紹介:
全日本ロードレースで活躍し、3シーズンに渡って世界最高峰の舞台を走った経験を持つ。2002年の世界選手権日本GPで優勝を果たし、世界でも屈指の実力を持つことを証明した、プロライダーの中のプロ。
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